5試合しあい連続れんぞくで先発せんぱつメンバーから外はずれていた吉田よしだ選手せんしゅは本拠地ほんきょちのボストンで行おこなわれたカブス戦せんに6番ばん・指名しめい打者だしゃで6試合しあいぶりに先発せんぱつ出場しゅつじょうしました。

先頭せんとうバッターで迎むかえた2回かいの第だい1打席だせきは低ひくめのストレートを捉とらえ、グリーンモンスターと呼よばれる左中間さちゅうかんのフェンスを直撃ちょくげきする当あたりで、出場しゅつじょう3試合しあいぶりのヒットを打うちました。

4回かいの第だい2打席だせきも先頭せんとうバッターで迎むかえライト前ぜんヒットで出塁しゅつるいしたあと犠牲ぎせいフライで生還せいかんしました。

5回かいの第だい3打席だせきはノーアウト一塁いちるい二塁にるいからサードゴロに倒たおれましたが、ランナーはそれぞれ進しん塁るいし、後続こうぞくがつながってチームはこの回かい一挙いっきょ6点てんを加くわえました。

先頭せんとうバッターで迎むかえた7回かいの第だい4打席だせきは変化球へんかきゅうを鋭するどく捉とらえた当あたりがセカンド強襲きょうしゅうのヒットとなり、このあとのツーランホームランでホームを踏ふみました。

さらに11対たい0と大量たいりょうリードした8回かいの第だい5打席だせきは、2アウト一塁いちるい二塁にるいの場面ばめんでこの回かいから急きゅうきょマウンドに上あがった野手やしゅのスローボールをはじき返はじきかえし、左中間さちゅうかんへのタイムリーツーベースを打うって今こんシーズン初はつの4安打あんだをマークしました。

吉田よしだ選手せんしゅは5打数だすう4安打あんだ1打点だてん、3得点とくてんの活躍かつやくで、日にち米べい通算つうさん500得点とくてんも達成たっせいし打率だりつは2割わり6分ふん9厘りんに上あがりました。

試合しあいは21本ほんのヒットを集あつめたレッドソックスが17対たい0で大勝たいしょうしました。

「結果けっかが出でたことにはほっとしている」

試合しあい前まえの時点じてんで打率だりつ2割わり3分ふん3厘りんとここまで調子ちょうしが上あがらず、6試合しあいぶりの先発せんぱつ出場しゅつじょうとなった吉田よしだ選手せんしゅは「一喜一憂いっきいちゆうせずにじゃないが、まだまだうまくなれると思おもいながら、試合しあいでいい結果けっかを出だせように毎日まいにち準備じゅんびしていた。結果けっかが出でたことにはほっとしている」と率直そっちょくな心境しんきょうを話はなしました。

2回かいの第だい1打席だせきに156キロのストレートを捉とらえたレフトフェンス直撃ちょくげきのヒットがいちばん感触かんしょくがよかったということで、「まっすぐをしっかりと逆ぎゃく方向ほうこうに弾き返はじきかえすことができて　そこはひとつよかった。ライナー性せいの当あたりを引き続ひきつづき打うてていければいいと思おもう」とバッティングの復調ふくちょうに手応てごたえをつかんでいる様子ようすでした。

昨さくシーズンは主おもにレフトでプレーしていましたが今いまシーズンは指名しめい打者だしゃでの起用きようがメインに変かわり、バッティングの不調ふちょうに伴ともなって出場しゅつじょう機会きかいが減へっている現状げんじょうについては「自分じぶんで左右さゆうできない事ことはどうしようもない。ベストを尽つくすというのは簡単かんたんな言葉ことばだが、試合しあいに出でた以上いじょうは責任せきにんを持もってチームに貢献こうけんできるようにと思おもっている」と前向まえむきに話はなしていました。